アウディA3の先代8Vの中古は買い?前期・後期と故障の傾向

中古車店に並ぶ先代のアウディA3 Sportback

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

アウディA3に乗ってみたいけれど、現行型の新車は予算が合わない。そこで先代8Vの中古が気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、8Vは「年式と整備記録で選べば候補になる世代」です。ただ、2026年10月時点で一番新しい個体でも6年前後が経っていて、保証と修理費の考え方が欠かせません。

この記事では、8Vの年式ごとの扱いと、買う前に確かめたいポイントを表にまとめてお話しします。

目次

アウディA3の8Vとは?いつからいつまでのモデル?

先に結論

8VはアウディA3の3代目です。日本では2013年9月3日にSportbackが発売され、2021年5月18日に4代目8Yへ切り替わりました。中古市場では「2013〜2020年式」が8Vの目安です。

『8Vって何の記号?』と思いますよね。アウディが世代ごとに付けている型の呼び名で、車検証の型式を読む時の手がかりにもなります。

8Vの日本での主な動きは次のとおりです(Wikipedia等の記載。公式リリースでは未確認)。

時期出来事
2013年9月3日A3 Sportback(5ドア)発売
2014年1月14日A3 Sedan(4ドア)追加
2015年11月12日A3 Sportback e-tron(プラグインハイブリッド)追加
2021年5月18日4代目8Yが発売され、8Vから切り替え(8Yは公式リリース)

e-tronのようなプラグインハイブリッドが日本で売られていたのは8Vの特徴です。現行8YではPHEV(TFSI e)は日本未導入なので、ここは世代で逆転しています。

世代全体の流れはアウディA3の歴代モデル一覧で年表にしています。

8Vの前期と後期はどう違う?2017年モデルはどっち?

『2017年モデルって前期なの?後期なの?』という疑問、よく見かけます。

8Vは途中で大きなマイナーチェンジを受けていて、前期・後期と呼び分けられています。日本での切り替えは2016年から2017年ごろと言われますが、正確な日付は公式リリースで確かめきれていません。

そのため、2017年式は後期型の可能性が高いものの、登録の時期によっては前期型の在庫が登録された個体もあり得ます。年式だけで決めないのが安全なんです。

前期・後期を確かめる方法
  • 販売店に「マイナーチェンジ後の後期型ですか?」と聞く
  • 車検証の初度登録年月と型式を見る
  • 見積書や車両情報に書かれたグレード名とエンジンを確かめる
  • ヘッドライトやグリルの形を後期型の写真と見比べる

例えばこんなやり取りが一番早いです。

「この2017年式、後期型ですか?」
「はい、マイナーチェンジ後のモデルです。車検証はこちらです」

ここで車検証を見せてもらえれば、型式と初度登録年月をその場で確かめられます。

前期・後期の違いで価格差が付いていることもあるので、同じ年式でも見比べてみてください。

2017年式前後を選ぶ時の考え方

2016年式から2018年式あたりは、前期と後期が中古市場で混ざりやすい年式です。同じ予算で両方が並んでいることも珍しくありません。

『少しでも新しいほうがいい?』と思うかもしれません。ただ、中古の8Vで差が出やすいのは、前期か後期かよりも整備の状態なんです。

後期型でも記録が少ない個体より、前期型で交換歴がそろった個体のほうが安心できる場合もあります。年式は入口として見て、最後は記録で決めてみてください。

現行8Yと比べて何が違う?

ここは中古の8Vを選ぶか、8Yを選ぶかの分かれ目ですよね。数字が公式で確かめられる8Y側と並べてみます。

項目先代8V(2013〜2020年式)現行8Y前期(2021年5月〜)現行8Y後期(2024年12月〜・MY26)
ボディ(日本)Sportback/Sedan ほかSportback/SedanSportback/Sedan
量販グレードのエンジン年式とグレードで異なる(車検証で確認)30 TFSI:1.0L直3ターボ 110PS30 TFSI:1.5L直4ターボ 116PS
48Vマイルドハイブリッドなしあり(30 TFSI)あり(30 TFSI)
PHEVe-tron(2015年11月〜)日本未導入日本未導入
新車時の保証すでに期間外3年(登録時期で残りが変わる)3年+延長で5年目まで

8Yの30 TFSIは、48Vのマイルドハイブリッドで燃費を稼ぐ仕組みです。後期型のWLTC燃費はSportbackで17.9km/L、Sedanで18.3km/Lです(公式MY26)。

8Vの燃費や出力は年式とエンジンで大きく変わるので、この記事では数字を出しません。気になる個体のカタログ値を、販売店や当時の資料で確かめてみてください。

8Yの前期と後期も違う

8Yも2024年12月12日に大幅アップデートがあり、30 TFSIのエンジンが変わっています。8Yを中古で探す場合は8Yの前期・後期の違いもあわせて見ておきましょう。

先代8Vと現行8Yの違いをまとめた図解

8Vでよく話題になる故障の傾向

『古いアウディは壊れやすいって聞くけど…』という不安もありますよね。

8Vでよく話題になる故障箇所と確認ポイントをまとめた図解

ここは隠さずにお話しします!8Vの世代に限らず、年数が経ったアウディでよく話題になる箇所はいくつかあります。

箇所よく言われる症状確かめ方
Sトロニック(デュアルクラッチ)発進時のギクシャク、変速のショック試乗で低速の発進と停止を繰り返す
冷却系(ウォーターポンプ周り)冷却水が減る、甘いにおい整備記録で交換歴を確かめる
イグニッションコイルエンジンの振動、警告灯アイドリングの揺れを見る
電装品警告灯の点灯、モーター類の不調メーター内の警告表示を確かめる

どの個体も壊れると決まった話ではありません。ただ、交換歴がない個体は、買った後に修理が重なることもあります。

試乗と書類で見ておきたいところ

故障の傾向が分かっていれば、買う前に確かめられることは多いです。特に整備記録簿は、その車がどう扱われてきたかが一番よく分かる資料なんです。

買う前に確かめること
  • 整備記録簿が年ごとにそろっているかを見る
  • 冷却水やミッション関係の交換歴があるかを聞く
  • メーター内に警告表示が出ていないか確かめる
  • エンジンが冷えた状態から始動させてもらう
  • 購入後の保証の範囲と期間を書面で確認する

冷えた状態からの始動は、店に着く前にお願いしておくとスムーズです。

修理費は部品と工場で大きく変わります。目安の考え方はアウディA3の修理費の目安、Sトロニックの話はSトロニックの記事で詳しく扱っています。

よくある失敗

価格の安さだけで選んで、整備記録のない個体を買ってしまうケースです。購入直後に冷却系やミッションの修理が続くと、車両価格の差がすぐに埋まってしまいます。

8Vの中古は買い?向いている人・向かない人

結論から言うと、8Vは「手頃にアウディに乗りたい人」には候補になります。一方で、修理費の出費に不安がある方には向きません。

8Vが向いている人
  • 予算を抑えてA3のデザインや質感を味わいたい
  • 整備記録のそろった個体をじっくり探せる
  • 修理費の積み立てを前提に考えられる
8Vが向かない人
  • 買ってから数年は修理費をかけたくない
  • 最新の運転支援やマイルドハイブリッドが欲しい
  • 長く乗るつもりで保証も重視したい

『結局、8Vと8Yのどっちがいいの?』と迷う方もいるはずです。保証と装備を重視するなら8Y、価格を重視するなら8Vと考えると決めやすいです。

もう一つ、税金の話も知っておきましょう。ガソリン車は初度登録から13年を超えると自動車税と重量税が重くなる仕組みがあります。2013年式の8Vは、2026年前後にこのタイミングを迎えます。

具体的な税額は排気量と年式で変わるので、車検証の排気量で確かめてみてください。現行8Yの税の目安は自動車税と重量税の記事にまとめています。

認定中古車なら8Vでも保証は付く?

中古で一番気になるのが保証ですよね。アウディの認定中古車「Audi Approved Automobile」は、初度登録からの年数で3つのグレードに分かれています(公式サイト)。

グレード対象の車両保証期間8Vの当てはまり方(2026年10月時点)
Premium Plus初度登録3年以内新車保証の残り+2年(最長5年)当てはまらない
Premium初度登録3年超10年以内中古車登録から2年2016年10月以降に登録された個体
Audi Approved Automobile初度登録12年以内中古車登録から1年2014年10月以降に登録された個体

どのグレードでも、延長保証を1年か2年足せます(最長7年・公式)。

つまり8Vでも、年式によっては2年保証の認定中古車が選べるんです。初期の2013年式は認定中古車の対象から外れるので、一般の中古車として選ぶことになります。

認定中古車と一般の中古車の違いは認定中古車の記事、安い個体の見分け方はアウディA3の中古はなぜ安い?で詳しくお話ししています。

買う前のチェックと探し方

8Vを探すなら、条件を先に決めてから在庫を見るのが近道です。

8Vを探す手順
  1. 予算と、修理費の積み立て額を決める
  2. 前期か後期か、SportbackかSedanかを決める
  3. 認定中古車か一般中古車かを決める
  4. 整備記録と保証の有無で候補を絞る
  5. 試乗でSトロニックの発進と変速を確かめる

条件で絞ってから在庫を見ると、比べる台数がぐっと減って選びやすくなります!

アウディ A3買いたいドットコム

アウディ A3の値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、アウディ A3の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

中古車選び全体のコツはアウディA3の中古車の選び方にまとめています。新車も比べてみたい方は、アウディA3の値引き相場と限界額で今の新車の買い方も見ておくと判断しやすいです。

次期型の動きが気になる方は、アウディA3のフルモデルチェンジの見通しも参考にしてください。

よくある質問

アウディA3の8Vは何年式ですか?

日本では2013年9月3日にSportbackが発売され、2021年5月18日に8Yへ切り替わりました。中古市場では2013〜2020年式が8Vの目安です。

2017年モデルのA3は前期と後期どちらですか?

8Vの後期型である可能性が高いですが、登録時期によっては前期型の在庫が登録された個体もあり得ます。車検証と販売店への確認で確かめるのが確実です。

8Vにマイルドハイブリッドはありますか?

8Vに48Vマイルドハイブリッドはありません。A3で48Vマイルドハイブリッドが付くのは8Yの30 TFSIからです。8VにはPHEVのA3 Sportback e-tronがありました。

8Vでも認定中古車の保証は付きますか?

2026年10月時点で、初度登録10年以内ならPremium(2年保証)、12年以内なら無印(1年保証)の対象になり得ます。在庫の条件は販売店で確かめてください。

8VにもA3セダンはありますか?

あります。日本では2014年1月14日にA3 Sedanが追加されました。8Vの中古を探す時は、SportbackとSedanのどちらも候補にすると選べる台数が増えます。

8Vは故障が多いですか?

年数が経ったアウディでは、Sトロニックや冷却系、イグニッションコイルなどがよく話題になります。個体差が大きいので、整備記録と交換歴で選ぶのが大事です。

まとめ

この記事の要点
  • 8Vは3代目A3。日本では2013年9月発売、2021年5月に8Yへ切り替え
  • 2017年式は後期型の可能性が高いが、車検証と販売店で確かめる
  • 8Vにマイルドハイブリッドはなく、PHEVのe-tronがあった
  • 2016年10月以降登録なら認定中古車Premium(2年保証)も選べる
  • 整備記録と交換歴で選び、修理費の積み立てを前提にする
アウディ A3買いたいドットコム

アウディ A3買いたいドットコム 編集部

アウディ A3の価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次