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同じ「8Y」のアウディA3なのに、中古車の価格を見ると年式でけっこう差がありますよね。前期と後期で何が違うのか、気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、一番大きな違いは30 TFSIのエンジンです。2024年12月12日の大幅アップデートで、1.0L直列3気筒から1.5L直列4気筒に変わりました。
この記事では、前期と後期の違いを表で並べて、新車と中古のどちらを選ぶかまで判断できるようにお話しします。
アウディA3の現行モデルは「8Y」の後期型
2026年10月時点で新車として売られているA3は、4代目8Yの後期型(MY26)です。前期型は2021年5月から2024年12月まで、後期型は2024年12月12日のアップデート以降と考えると分かりやすいです。
『8Yって何?』と思った方もいますよね。8Yはアウディが付けている世代の記号で、4代目A3のことなんです。
日本では2021年4月21日に発表・受注開始、5月18日に発売されました(アウディ ジャパン公式リリース)。
その後、2024年12月12日に大きな改良が入りました。この改良の前を「前期」、後を「後期」と呼ぶのが一般的です。
| 区分 | 期間(日本) | 30 TFSIのエンジン |
|---|---|---|
| 前期型 | 2021年5月〜2024年12月 | 1.0L直列3気筒ターボ+48Vマイルドハイブリッド |
| 後期型 | 2024年12月12日〜現在 | 1.5L直列4気筒ターボ+48Vマイルドハイブリッド |
世代ごとの流れはアウディA3の歴代モデル一覧で年表にしています。
前期と後期で何が変わった?エンジンと性能の違い
一番知りたいのはここですよね。30 TFSIは中身がほぼ別物になりました!
前期の30 TFSIは、1.0L直列3気筒ターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせて110PS/200Nmでした。後期は1.5L直列4気筒ターボで116PS/220Nmです(公式リリース・MY26 Product Information)。
| 項目 | 前期型 30 TFSI(2021年) | 後期型 30 TFSI(MY26) |
|---|---|---|
| エンジン | 1.0L直列3気筒ターボ | 1.5L直列4気筒ターボ(1,497cc) |
| 最高出力 | 110PS | 116PS |
| 最大トルク | 200Nm | 220Nm |
| マイルドハイブリッド | 48V | 48V+気筒休止 |
| トランスミッション | 7速Sトロニック | 7速Sトロニック |
| 駆動 | FWD | FWD |
数字だけ見ると6PS・20Nmの差です。ただ、3気筒から4気筒に変わったことで、振動や音の感じ方が違うと言われることが多いんです。
『じゃあ前期は遅いの?』と心配になるかもしれません。日常の街乗りで困るほどの差ではないので、まずは試乗で自分の感覚を確かめてみてください。
後期のマイルドハイブリッドは、ベルト駆動式のオルタネータースターターと48Vリチウムイオン電池を使います。減速時に回生した電気でエンジンを助ける仕組みです(公式)。
詳しい仕組みはマイルドハイブリッドの記事、エンジン全体の数字はエンジンと性能の記事で比べています。

S3と40 TFSI quattroの前期・後期はどう違う?
30 TFSI以外も、実は時期によって中身が変わっています。ここは中古で探す時に混乱しやすいところです。
S3は2025年2月19日の改良で、310PS/400Nmから333PS/420Nmになりました。トルクスプリッターを新しく採用し、車高も10mm下がっています(公式リリース)。
40 TFSI quattroはもっとややこしいんです。
- 2021年発表時は2.0L 190PS/320Nmの4WDとして設定(2021年秋発売予定と発表)
- 2024年12月の改良後はA3(S3/RS 3を除く)がFWDの30 TFSIだけになり、quattroは設定なし
- 2025年10月21日に2.0L 204PS/320Nmの40 TFSI quattroが再追加(マイルドハイブリッドなし)
つまり「40 TFSI quattro」という名前でも、190PSの前期型と204PSの後期型は別物です。中古車の情報を見る時は、年式と出力を合わせて見ておきましょう。
| モデル | 前期型の数値 | 後期型の数値(MY26) |
|---|---|---|
| 40 TFSI quattro | 190PS/320Nm | 204PS/320Nm |
| S3 | 310PS/400Nm | 333PS/420Nm |
| RS 3 | 400PS/500Nm | 400PS/500Nm |
RS 3は2021年11月27日に日本発表、2022年4月下旬発売です。2025年2月の改良後も400PS/500Nmのままですが、0-100km/h 3.8秒(欧州計測値)と公表されています。
見た目と装備はどこが違う?見分け方のポイント
『外から見て前期か後期か分かるの?』という方も多いはずです。分かるポイントはいくつかあります。
2024年12月の改良では、シングルフレームグリルのデザインが新しくなりました。あわせて、点灯パターンを選べるデジタルデイタイムランニングライトも加わっています(公式リリース)。
内装では、アンビエントライティングとフロントセンターアームレストが標準になりました。
- 車検証の初度登録年月が2024年12月以降かどうかを見る
- 車検証の型式を見る(後期の30 TFSIは3AA-GYDXD・公式MY26)
- グレード名に「30 TFSI(無印)」があれば前期と判断する
- エンジンが3気筒か4気筒か、販売店に確認する
- デジタルデイライトの設定項目があるか確かめる
ここで注意したいのが、登録年月だけでは決めきれないケースです。在庫車の登録時期によっては、改良直後でも前期仕様のことがあります。
販売店には「これは1.5Lの4気筒ですか?」と聞いてみてください。ひと言で確かめられます!
ボディサイズもわずかに変わっています。全長はSportbackが4,345mmから4,355mm、Sedanが4,495mmから4,505mmです(2021年発売時と公式MY26の比較)。全幅は1,815mmで、3ナンバーなのは変わりません。
デイライトの細かい見分け方はマトリクスLEDとデジタルデイライトの記事にまとめています。
安全装備は後期の中でも差がある
ここは見落としやすいところです。実は、後期型の中でも2025年9月25日を境に装備が増えています。
この日の一部仕様アップデートで、全モデルにフロントクロストラフィックアシストとスワーブアシスト/ターンアシストが加わりました。A3ではスマートフォンインターフェースも標準になっています(公式リリース)。
スワーブアシスト/ターンアシストとフロントクロストラフィックアシストは、2025年9月25日以降の標準装備です。それより前の後期型には付いていません。中古で探す時は年式だけでなく装備表も確かめておきましょう。
もう一つ大事なのが、A3のアダプティブクルーズコントロールです。現行のA3では全グレードでオプション(コンビニエンス&アシスタンスパッケージ)になっています。
| 装備(A3・MY26) | 扱い |
|---|---|
| アウディプレセンスフロント | 全グレード標準 |
| スワーブアシスト/ターンアシスト | 全グレード標準(2025年9月以降) |
| フロントクロストラフィックアシスト | 全グレード標準(2025年9月以降) |
| アダプティブクルーズアシスト | オプション(advanced 47万円・S line 45万円のパッケージ) |
| サラウンドビューカメラ | 同じパッケージに含まれるオプション |
中古で選ぶ時は、このパッケージが付いているかで使い勝手が大きく変わります。装備の中身は安全装備と運転支援の記事で詳しく見ています。
価格はどれだけ上がった?発売時と現在の比較
『マイナーチェンジでいくら高くなったの?』という比較も気になりますよね。発売時価格と2026年10月4日時点の公式価格表を並べました(メーカー希望小売価格・消費税込)。
| モデル | 2021年発売時 | 2024年12月発売時 | 2026年10月4日時点 |
|---|---|---|---|
| A3 Sportback 30 TFSI advanced | 346万円 | 399万円 | 415万円 |
| A3 Sportback 30 TFSI S line | 389万円 | 427万円 | 443万円 |
| A3 Sedan 30 TFSI advanced | 365万円 | 418万円 | 434万円 |
| A3 Sedan 30 TFSI S line | 408万円 | 446万円 | 462万円 |
Sportbackの30 TFSI advancedで比べると、2021年から2026年10月時点までに69万円上がっています。
ただ、前期と後期は装備の中身も違うので、単純に値上げとは言い切れません。標準装備が増えた分も含まれていると考えておきましょう。

前期と後期、どちらを選ぶ?
ここが一番悩むところですよね。どちらが正解というより、何を優先するかで変わります。
- 30 TFSIが1.5Lの4気筒になり、静かさや余裕を求める方に合う
- 2025年9月以降は安全装備が増えている
- Audi Warranty 3年とAudi Freeway Plan 3年が新車から付く
- 新車価格は415万円からと、前期の発売時より高い
- ACCはA3ではオプション扱い
- 中古の流通量はまだ前期より少ない
例えばこんな場面を考えてみてください。
「街乗り中心で、予算は300万円台に収めたい」
「それなら前期の中古で、ACC付きの個体を探すのが現実的です」
逆に、長く乗るつもりで保証も重視するなら、後期の新車を見積もってみる価値があります。
前期型の中古を検討する方は、中古車の選び方もあわせて読んでおくと安心です。さらに前の世代も候補なら、先代8Vの中古の記事が参考になります。
『次のフルモデルチェンジまで待つべき?』と迷う方は、フルモデルチェンジの見通しを先に確かめてみてください。
アウディ A3買いたいドットコム
アウディ A3の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、アウディ A3の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
後期型を新車で買うなら、見積もりは1社だけで決めないのがおすすめです。値引きの目安と交渉の順番はアウディA3の値引き相場と限界額でまとめています。
よくある質問
アウディA3の現行モデルはどれですか?
2026年10月時点の現行は4代目8Yの後期型(MY26)です。A3 SportbackとA3 Sedanに、30 TFSI advanced/S line、40 TFSI quattro advanced/S line、S3、RS 3の計12モデルがあります。
前期の30 TFSIは何気筒ですか?
前期型(2021年5月〜2024年12月)の30 TFSIは1.0L直列3気筒ターボ+48Vマイルドハイブリッドで110PSです。後期型は1.5L直列4気筒ターボで116PSになりました。
2024年12月以降に登録された車なら後期型と考えていいですか?
在庫車の登録時期によっては前期仕様のこともあり得ます。車検証の型式(後期30 TFSIは3AA-GYDXD)や、エンジンの気筒数を販売店で確かめるのが確実です。
マイナーチェンジで燃費は良くなりましたか?
後期型30 TFSIのWLTC燃費はSportbackで17.9km/L、Sedanで18.3km/Lです(公式MY26)。前期型の燃費は年式や仕様で異なるので、比べる時は車検証や当時のカタログ値で確かめてください。
40 TFSI quattroは前期と後期で同じですか?
別物です。前期は190PS、2025年10月21日に再追加された後期は204PSです。2024年12月から2025年10月までは、A3にquattroの設定がありませんでした。
まとめ
- 現行は8Yの後期型。2024年12月12日の改良が前期と後期の境目
- 30 TFSIは1.0L 3気筒(110PS)から1.5L 4気筒(116PS)に変わった
- S3は2025年2月に333PSへ、40 TFSI quattroは2025年10月に204PSで再追加
- 2025年9月以降は安全装備が増えたので、後期でも年式で装備が違う
- Sportback 30 TFSI advancedは2021年の346万円から現在415万円





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