アウディA3の実燃費はどれくらい?カタログ値との差を全グレードで

郊外の道路を走るコンパクトハッチバックのイメージ

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A3が気になっているけど、『輸入車って燃費が悪そう』と思って一歩引いていませんか。

結論から言うと、現行のA3 30 TFSIのカタログ燃費はWLTCモードで17.9km/L(Sportback)、18.3km/L(Sedan)です。実際の街乗りでは、この数字より下がると考えておくのが現実的です。

この記事を読めば、グレードごとの燃費の差と、実燃費がカタログ値からどれくらい離れるか、年間のガソリン代まで分かります。

目次

アウディA3のカタログ燃費は全グレードでいくら?

先に結論

カタログ燃費(WLTC)がいちばん良いのはA3 Sedan 30 TFSIの18.3km/Lです。4WDの40 TFSI quattroは13.7〜13.9km/L、S3は12.0〜12.2km/L、RS 3は10.6〜10.7km/Lと、出力が上がるほど下がります。

まずはアウディ ジャパン公式の数字を、全グレードで並べてみます。

モデル(現行・MY26)WLTC市街地郊外高速道路
A3 Sportback 30 TFSI17.9km/L13.918.420.0
A3 Sedan 30 TFSI18.3km/L14.018.720.7
A3 Sportback 40 TFSI quattro13.7km/L10.213.816.2
A3 Sedan 40 TFSI quattro13.9km/L10.213.916.6
S3 Sportback12.0km/L8.712.114.4
S3 Sedan12.2km/L8.712.214.8
RS 3 Sportback10.6km/L7.011.113.0
RS 3 Sedan10.7km/L7.011.213.3

出典はアウディ ジャパン公式のMY26 Product Information(国土交通省審査値)です。advancedとS lineで燃費は同じです。

『advancedとS lineで燃費が違うんじゃないの?』と思う方もいますよね。

公式の数字では同じなんです。タイヤの大きさ(17インチと18インチ)で実際の走りには少し差が出ることもありますが、カタログ上は同じ扱いです。

アウディA3のグレード別WLTC燃費を比べた図解

SportbackとSedanはSedanが少し上

同じ30 TFSIでも、SedanのほうがWLTCで0.4km/L良い数字です。

ボディの形の違いが効いていると考えられます。ただ、差は小さいので、燃費だけでボディを決める必要はありません。

SportbackとSedanのどちらにするか迷っている方はA3セダンとスポーツバックの違いで、価格とサイズを並べています。

実燃費はカタログ値からどれくらい下がる?

ここが一番知りたいところですよね。

WLTCは、市街地・郊外・高速道路を決まった割合で走る試験の数字です。渋滞やエアコン、短い距離の乗り降りが多いと、実際の燃費はこれより下がります。

よく言われる目安は、街乗り中心でWLTCの7〜8割ほど、高速道路が多いと9割前後かそれ以上です。乗り方で大きく変わるので、ここでは計算の目安として出してみます。

モデルWLTCWLTCの8割(計算値)WLTCの7割(計算値)
A3 Sportback 30 TFSI17.9km/L約14.3km/L約12.5km/L
A3 Sedan 30 TFSI18.3km/L約14.6km/L約12.8km/L
A3 Sportback 40 TFSI quattro13.7km/L約11.0km/L約9.6km/L
S3 Sportback12.0km/L約9.6km/L約8.4km/L
RS 3 Sportback10.6km/L約8.5km/L約7.4km/L

この表は実測値ではなく、WLTCに割合をかけた計算です。実燃費の「答え」ではなく、予算を立てる時の目安として使ってみてください。

実燃費はこんな時に下がりやすい

1回の走行が数kmで終わる、渋滞が多い、冬の朝に暖機する、エアコンを強めに使う、タイヤの空気圧が下がっている。こうした条件が重なると、カタログ値との差は大きくなります。

市街地の数字を見ておくと安心

『自分は街乗りばかりだけど、どの数字を見ればいい?』という方は、表の「市街地」の欄を見てみてください。

30 TFSIの市街地モードは13.9〜14.0km/Lです。信号の多い街中が中心なら、この数字に近いか、少し下を想定しておくとズレが小さくなります。

例えば、こんな会話になることが多いです。

「カタログだと17km/L台なのに、自分のA3は13km/Lくらいなんだけど、壊れてるのかな?」
「通勤が片道5kmくらいなら、その数字はおかしくないですよ。休日に高速を走ると、ぐっと伸びるはずです。」

グレードで燃費がこんなに違うのはなぜ?

30 TFSIとRS 3では、WLTCで7km/L以上の差があります。理由は、エンジンと駆動方式の違いです。

モデルエンジン出力駆動車両重量
30 TFSI1.5L直4ターボ+48Vマイルドハイブリッド116PSFWD1,360kg
40 TFSI quattro2.0L直4ターボ204PSquattro(4WD)1,470kg(Sportback)
S32.0L直4ターボ333PSquattro(4WD)1,560kg
RS 32.5L直5ターボ400PSquattro(4WD)1,580kg(Sportback)

数字は公式のMY26 Product Informationです。

30 TFSIは排気量が小さく、前輪駆動で車両も軽いんです。さらに48Vのマイルドハイブリッドと気筒休止を持っています。

一方、quattro系は4WDの部品で重くなり、エンジンも大きくなります。そのぶん、力強さや雪道での安心感と引き換えに燃費が下がるわけです。

マイルドハイブリッドはどれくらい効く?

30 TFSIの48Vマイルドハイブリッドは、減速の時に回収したエネルギーでエンジンを手助けする仕組みです。

トヨタのハイブリッドのように、モーターだけで長く走るタイプではありません。燃費を大きく跳ね上げるというより、発進や加速の時の燃料を少し減らすイメージです。

仕組みの詳しい話はA3のマイルドハイブリッドの仕組みで見ています。4WDとの違いが気になる方はA3のクワトロとFFの違いも参考になります。

前期型と後期型で燃費は違う?

中古も含めて考えている方だと、『前期型の1.0Lのほうが燃費がいいのでは?』と気になりますよね。

現行の8Yは、2024年12月の改良で30 TFSIのエンジンが1.0L直3ターボ(110PS)から1.5L直4ターボ(116PS)に変わりました。どちらも48Vマイルドハイブリッドです。

この記事で使っている燃費の数字は、すべて後期型(MY26)の公式値です。前期型の燃費は、当時のカタログか車検証の記載で確かめてみてください。

中古のA3で燃費を確かめる方法
  • 車検証や当時のカタログで、その年式のWLTC値を見る
  • 前期の30 TFSIは1.0L直3、後期は1.5L直4かを確かめる
  • 試乗の時に、メーターの平均燃費の表示を見せてもらう
  • タイヤサイズ(17インチか18インチか)も見ておく

前期と後期の違いはA3現行(8Y)の前期・後期の違いでまとめています。

年間のガソリン代はいくら?

燃費の数字は、最後はお金に直すと分かりやすくなりますよね。

ここでは、年間1万km走る前提で、ハイオクの単価を1Lあたり180円と仮に置いて計算します。実燃費はWLTCの8割とします。

モデル実燃費(WLTCの8割)年間の給油量年間ガソリン代(180円/L)
A3 Sportback 30 TFSI約14.3km/L約699L約12.6万円
A3 Sedan 30 TFSI約14.6km/L約685L約12.3万円
A3 Sportback 40 TFSI quattro約11.0km/L約909L約16.4万円
S3 Sportback約9.6km/L約1,042L約18.8万円
RS 3 Sportback約8.5km/L約1,176L約21.2万円

30 TFSIとS3では、年間で6万円ほどの差になる計算です。ガソリンの単価や走る距離で変わるので、自分の条件で計算し直してみてください。

A3は全車ハイオク指定です。燃料の種類やタンク容量の話はA3はハイオク?タンク容量で詳しく見ています。

年間1万km走った時のグレード別ガソリン代の計算を示した図解
ガソリン代は維持費の一部

ガソリン代のほかに、自動車税・保険・車検・タイヤなどがかかります。全部を足した年間の維持費はA3の維持費は年間いくら?で内訳ごとに出しています。

燃費を良くする乗り方のコツは?

実は、乗り方とちょっとした手入れで、燃費はけっこう変わるんです。

今日からできる燃費のコツ
  1. 発進はじんわり、アクセルを一気に踏まない
  2. 先の信号を見て、早めにアクセルを離して減速する
  3. 月に1回はタイヤの空気圧を確かめる
  4. 不要な荷物をトランクに積みっぱなしにしない
  5. 短い距離の移動はまとめて済ませる

減速の時に早めにアクセルを離すと、マイルドハイブリッドが回生しやすくなります。30 TFSIでは特に意識してみてください。

アウディドライブセレクト(40 TFSI quattroは標準、30 TFSI S lineはS lineプラスパッケージに含まれます)の走行モードや、コースティング(惰性走行)も燃費に関わります。設定のしかたはA3のドライブセレクトと走行モードで紹介しています。

燃費のために我慢しすぎない

エアコンを切って我慢したり、流れに乗らずにゆっくり走ったりするのは、安全と快適さの面でおすすめできません。燃費は「無理のない範囲で」がちょうどいいです。

メンテナンスも燃費に効く

オイルの劣化やタイヤの空気圧不足は、じわじわ燃費を下げます。

点検の時期やオイル交換の表示の見方はA3の点検時期とリセット方法にまとめています。空気圧の確かめ方はA3のタイヤサイズと空気圧を見てみてください。

燃費で選ぶならどのグレード?

『結局、燃費重視ならどれ?』という方のために、目的ごとに分けてみます。

重視すること向いているグレード理由
とにかく燃費と価格30 TFSI(Sedanが燃費最良)WLTC 17.9〜18.3km/L、価格415万円から
雪道や坂道の安心感も40 TFSI quattro4WDで燃費は13.7〜13.9km/L
走りを楽しみたいS3/RS 3燃費より性能。10.6〜12.2km/L

価格は2026年10月4日時点のアウディ ジャパン公式価格表(メーカー希望小売価格・消費税込)で、30 TFSI advancedのSportbackが4,150,000円、Sedanが4,340,000円です。

燃費が気になるなら、まずは30 TFSIを基準に考えるのがわかりやすいです。そこから、4WDや走りの楽しさにいくら上乗せするかで決めてみてください。

なお、日本のA3にはディーゼルやプラグインハイブリッドの設定がありません。理由はA3にディーゼルはある?で見ています。

よくある質問

アウディA3の燃費はどれくらいですか?

現行(MY26)の30 TFSIはWLTCモードでSportbackが17.9km/L、Sedanが18.3km/Lです(アウディ ジャパン公式)。40 TFSI quattroは13.7〜13.9km/L、S3は12.0〜12.2km/L、RS 3は10.6〜10.7km/Lです。

アウディA3の実燃費はカタログ値と比べてどうですか?

乗り方で大きく変わります。街乗り中心ならWLTCの7〜8割ほどがよく言われる目安で、30 TFSIなら12〜14km/L台の計算になります。高速道路が多いと伸びやすいです。

advancedとS lineで燃費は違いますか?

公式の燃費は同じです。タイヤは17インチと18インチで違いますが、カタログ値は同じ扱いです。

前期型の1.0Lと後期型の1.5Lはどちらが燃費がいいですか?

この記事の数字は後期型(MY26)の公式値です。前期型の燃費は、当時のカタログや車検証の記載で確かめてください。

A3にハイブリッドはありますか?

30 TFSIは48Vマイルドハイブリッドです。外から充電するプラグインハイブリッド(TFSI e)は日本未導入です(2026年10月時点)。

まとめ

この記事の要点
  • WLTC燃費は30 TFSIが17.9km/L(Sportback)・18.3km/L(Sedan)
  • 40 TFSI quattroは13.7〜13.9km/L、S3は12.0〜12.2km/L、RS 3は10.6〜10.7km/L
  • 街乗り中心なら、実燃費はWLTCの7〜8割ほどを目安に考える
  • 年間1万km・180円/Lの計算で、30 TFSIのガソリン代は約12万円台
  • 燃費重視なら30 TFSI、雪道ならquattro、走りならS3・RS 3

燃費まで見て「やっぱりA3にしよう」と思えたら、次は買う時の値段です。A3の値引き相場と交渉の順番で、購入の進め方を確かめてみてください。

アウディ A3買いたいドットコム

アウディ A3買いたいドットコム 編集部

アウディ A3の価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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